日々の生活は淡々と、淡々と過ぎていく。
新しい環境や新しい出会いがあっても慣れてしまうとそこに刺激がなくなる。
そうすると人はまた刺激を求めて違う場所を探す。
20代前半までは私も自分の未来に根拠の無い、きらきらした期待があって自然と刺激を求め、点々としていたように思う。
でも最近は毎日を淡々と過ごす、過ごせることはとても幸せなことだと思うようになった。人生の修行の時期に入ったのかもしれない。
苦しくても、ある時は変化が無いように思っても、じっと堪えることにやっと意味を見出せている。以前はただ我慢して耐えればその先に何かがあるのだろうと思って過ごしていたから耐えられなくなってしまった。でも今なら堪えられる。
少しずつできあがりつつある自分の巣で卵を温める準備をしているのだなと思える。
淡々と過ぎる毎日の中でたまに見える強い光。
野生動物や自然が持つ眼差しにも似た、そうゆうものが淡々と過ごすようになってから以前よりよく見えるようになった気がしている。
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