2017年4月24日月曜日

誰かの犠牲の上に

初めての出産のことを記録しておきたくてガガガっと文を書きまくったけれど、何だかもう遠い昔のことのよう。出産のことをここに書くことはもう無いでしょう。育児は大変だけども小さい生き物を育てることが性に合っているのか、毎日楽しい。充実しすぎて毎日倒れるように眠り、朝からまたこの小さな生き物と向き合う日々。
時間は限られているのに脳みその今まで使っていなかった部分が活性化したのか、新しくやりたいことがたくさん。光みたいに景色がびゅんびゅん過ぎて行く。
子どもを産んでこんなに心が自由になれるとは。逆だと思っていたよ。

だけども世界は今混沌としてきている。
今日を幸せに過ごせているわたしたちの生活は誰かの犠牲の上に成り立っているのかなと思うと胸の奥がきゅっと痛くなる。
でもどんなにハッピーなことも悲しいことも100年後には今生きている人たちにとっては過去になる。人類はどんな選択をしていくのかな。
私は今感じる私の中の寂しさや切なさを沢山描いて残しておきたい。




子どもを産んでから寂しさや切なさを感じてもちゃんと明るい所へ戻って来れるようになった。
だから安心して「自分の世界に行ってきまーす!」できるようになった。
どんなに浸っていても時間になったらハイ、ただいま!ってミルクあげなきゃだから。
圧倒的な現実が自分をしなやかにしてくれています。