2013年、心新たにシャキッと、それはもう新鮮なレタスのような気持ちで挑んだものの、そんな日は数日と続かず、インフルエンザというウィルス界の神様から痛い洗礼を受けることとなったのであります。
※ちなみにこれを書いている今はほぼ完治しています。
わたしは普段、ほとんど風邪をひかない。
ひいたとしても重症化せず、すぐ治る。だから油断していたのかもしれない。
ましてやインフルエンザにかかるなんて、想像もできなかった。
それが、今年はいとも簡単にかかったのです。
ショックだ。免疫力が落ちたのか。加湿器を出すのが遅かったからか。
今となってはもうそんなことはどうでも良い。
とにかく、久々の風邪、ましてやそれがインフル、相当身体には堪えた。
熱が下がってからも嗅覚、味覚がなかなか戻ってこないのと、身体中がなんとなく痛いのがなかなか治らない。おまけに夜中になると咳が発作みたいに出て、一瞬呼吸がおかしくなって焦って、何故か舌をつった。これが激痛。
つったことありますか、舌を。
まあでも思えば、焦っていました。
そう、焦っていたんです、わたしきっとかなり。
勝手になにかに追われて、ただただ焦って、忙しくしていればそれから逃げられるような気がしていたのかもしれない。
ベッドから動けない身体、高熱で溶けかけた脳みそ。
こうなると焦ったところでどうにもならないな、そんなことを思いました。
仕事も休ませてもらっているし、良い機会と思い、色々難しいことは考えないようにしました。そうしていると、不思議とちいさいころ好きだったことや大事にしていたことばかりを思い出し始めました。
そうしているうちに、ちいさいころから変わっていない癖や落ち込むと必ずやっていることなど、今も変わらずそうしていることが分かってきて、ひとりで勝手に面白くなり、そういった、ごくパーソナルな部分をノートに書き出しては久しぶりの自分との再会を楽しみました。
大人になると、その他大勢の意見が良いもの、なんとなく、正しいもののように思わされることが多くて、すっごくくだらないんだけど、休みの取り方とか、睡眠時間までその枠にはめられたりして、見えない誰かに管理されているような錯覚さえ覚えます。
でも思い出しました。わたしはもともとゆっくりとひとりでじっと考えたり一日中部屋にこもって自分の趣味に没頭する、一人遊びの達人、いわゆるオタクな人種であったことを。
漫画を描きまくった日々、ミニ四駆の改造に明け暮れた日々、X JAPANのギターの練習とショパンの練習に励んだ日々…誰に見せるでもない、閉ざされた空間で、でも最高に楽しかった。
(でもそうゆうのってあんまり出すと嫌われるかもしれないと思い、封印し、路線変更。そして完全に馴染めなかった高校時代。)
誰にでもある、胸に秘めた思い…。
…でも私の中のオタクは死んでいなかった。
インフルエンザになって気づいてしまった。
なんということでしょう。
ウィルスと白血球の壮絶な戦いの狭間で見ないように封印してきた自分と再会してしまったのです。
そう、ここのところずっと私を追いかけてきていたのはあの頃のオタクパッションモンスターな自分だったのかもしれない。
まだいるよ、忘れないでね、と。
誰に何と言われてもいい。
要は、今、とっても、もっとパーソナルなことが し た い。
紅人参とじゃがいものホットサラダ on 初売りで買ったお皿
いつもマイペースな方。
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